沖縄は戦争の舞台だったということを思い知らされた話。
でいごの赤い花は、それは戦死者の血の色、白い花は骨の色。知らなかった悲惨な歴史を知らされた小説。米軍との混血の子供たちの苦悩。終戦して60年経ち、沖縄はそういう土地であることを忘れ、沖縄出身者が明るくテレビに出ているのをみると、戦争は、そこに住む人のために忘れた方がいいのか、日本の将来のために忘れたらいけないのかを考えさせられる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
現代小説
- 感想投稿日 : 2012年2月6日
- 読了日 : 2007年5月23日
- 本棚登録日 : 2010年12月3日
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