新米ベルガールの事件録 チェックインは謎のにおい (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎 (2016年11月24日発売)
2.79
  • (8)
  • (10)
  • (33)
  • (22)
  • (11)
本棚登録 : 355
感想 : 35
3

【感想】
・お気楽ミステリ。そしてホテルは「笑えるホテル」となった。

【内容】
・結婚式の二次会に謎の女。トイレの排水口に大量の髪の毛。
・なんだか別れ話のような会話をしている子どもたちと、車上狙いの被害。
・薬物取引かもしれない場を千代子のドジがひっかきまわす。
・家族で宿泊している高校生の息子が行方不明。そして仮眠中の千代子の枕元にあったプレゼントは。

▼崖っぷちホテルについての簡単なメモ

【大原俊郎/おおはら・としろう】ホテルのフロントクラーク。五十歳。腹が丸々としている。やる気なし。口髭は自慢。
【長田/おさだ】キャバクラで脅され何かの運び人として使われることになった元ブロサッカー選手。
【落合千代子/おちあい・ちよこ】主人公。ホテルの新入社員。最大の特徴は生まれながらにそそっかしいこと。いきなり転んで「おっちょこちよこ」なるニックネームを頂戴した。ポジティブなのが取り柄。
【木下宗吾/きのした・そうご】ホテルで結婚式をあげたばかりの夫。
【木下穂乃香/きのした・ほのか】ホテルで結婚式をあげたばかりの妻。「最悪」と不機嫌。
【熊本憲介/くまもと・けんすけ】千葉県警本部長。ほぼ熊。大原とは子どもの頃からの友人。
【グランド・パシフィック・ホテ】舞台となるホテル。部屋数三百近く、建設後五年。プライベートビーチもある。のに、通称「崖っぷちホテル」。太平洋に面する崖の上にあるだけでなく経営的にも…。
【健太】家族旅行で来た小学五年生。
【貴文】手嶋銀次郎の息子。千葉在住で、佐賀の家を離れようとしない銀次郎との同居を望んでいる。
【手嶋銀次郎】佐賀で独り暮らししている爺さん。息子の誘いと二人の孫の懇願よって心ならずもホテルの客にされた。息子は貴文、その妻は絵美、孫は勇貴、紗絵。
【二宮宏人/にのみや・ひろと】ホテルのコンシェルジュ。二十五歳。仕事ができる。ミスはない。アイドルになれそうなほどのイケメンだが女性への対応に慣れていない感。わかりやすい欠点があるというが千代子にはわからない。
【ベルガール】この本では雑用係。ともあれ、客と直接接する仕事ではあるようだ。
【勇貴】手嶋銀次郎の孫の一人。なんやかんやいいもってお爺ちゃんのことが好きみたいだ。
【ヨシノ】手嶋銀次郎の自宅によく来ていた。人間ではなさそうなのでたぶん、猫?
【唯】家族旅行で来た中学一年生。旅を終えたくないもよう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ふつう
感想投稿日 : 2021年9月25日
読了日 : 2021年9月25日
本棚登録日 : 2021年9月25日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする