放課後探偵団 (書き下ろし学園ミステリ・アンソロジー) (創元推理文庫)

  • 東京創元社 (2010年11月28日発売)
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本棚登録 : 993
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【感想】
・放課後は推理のお時間。
・いずれもけっこう楽しめました。
・名前だけでも知ってる著者が相沢沙呼さん一人だけだった新人作家(当時)たちの競演。全員生き残ってるのかしら?

【内容】
・似鳥鶏「お届け先には不思議を添えて」。映像研究会から送ったVHSテープの一部がぐちゃぐちゃになっていたのは何故? 楽しい雰囲気。
・鵜林伸也「ボールがない」。強豪高校野球部の練習でボールがひとつ紛失しどれだけ探しても見つからない事態をロジックで解決しようとする。シチュエーションがおもしろかった。
・相沢沙呼「恋のおまじないのチンク・ア・チンク」。バレンタインチョコはなぜかき集められたのか? 物語としてよかった。
・市井豊「横槍ワイン」。大学の第三映画研究会の試写会の最中に起こったワインぶっかけ事件の真相は? キャラクタがよかった。
・梓崎優「スプリング・ハズ・カム」。高校の卒業式で発生した放送室ジャック事件の犯人は? せつなかった。読み始めたとこで、あるいはもしかしたら扉絵を見たときに「あの花」っぽいなと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ふつう
感想投稿日 : 2021年3月21日
読了日 : 2021年3月21日
本棚登録日 : 2021年3月21日

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