前巻の最後でも兆候が見られたが、曹操が苛烈になっている。自他共に厳しく、最高のパフォーマンスを求める人物に周りが意見できない状況はきつい。荀彧もそろそろ・・と思うと、この傾向はますます強まりそう。
ようやくの諸葛亮の登場。かの天才が迷い、忸怩たる思いを抱いていたことの描写は意外であると同時に孔明も人間なんだなと親近感を感じる。
どうも呉はダメな感じがする。孫権の器が小さく、家臣も周瑜以外は小物。
曹操の焦り(奢り?)のなか赤壁へと向かっていく。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史小説
- 感想投稿日 : 2024年3月23日
- 読了日 : 2021年6月14日
- 本棚登録日 : 2021年3月8日
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