ホイッスル

著者 :
  • 光文社 (2012年9月15日発売)
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本棚登録 : 193
感想 : 41
4

法律事務所の依頼者に比重を置いたもので
「テミスの休息」の前の話。

依頼者の66歳の女性の身に起こったことは重い。

バカな夫だと思うが狂った人の判断基準は
予想がつかない。

信じていた人に裏切られる
精神的な打撃は周りが思っている以上にきつい。
裏切られたほうも狂ってしまいそうだ。

裁判ってお金もかかるけど、気力もいる。
そう思うと聡子は本当に頑張ったと思う

どんな老い方をするかはその人の意志で決められるものなのだ。
事務員の沢井さんの要所要所に挟まれる

「息子を育てる覚悟」みたいな真っ当さが結構好き。

本当に素晴らしかった。深夜の一気読み。おかげ様で今日は目がシパシパでした。


私はやっぱり、不貞行為は刑事罰でいいと思ってるけどね!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 藤岡陽子
感想投稿日 : 2016年11月30日
読了日 : 2016年11月30日
本棚登録日 : 2016年11月30日

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