すべてが手紙で語られるストーリー。三編からなる一冊だけど
一話目と二話目はつながっているのに、二話目と三話目はつながっていない。つながっていて欲しかった。
1話目の「十年後の卒業文集」の女同士の手紙の文章が
とても剣があるようにかんじてザラザラな感じだった。常にケンカ売ってる感じ。
2話目の「二十年後の宿題」は、こんな悲しい事故、
真相なんて知らずでいいじゃん、と思ったけれど
何故そうしたか、というのはどの視点やどの時点でも
大切なことなのかもしれない、と感じた。
3話目は「十五年後の補習」んー、これってどうなんだ。
いい話、、みたいにまとめられてる気がするんだけど
いやいや、二人殺してますから・・
この後にどんでん返しがあってほしい。
言葉が突き刺す感じだな、全体的に。
それが、湊かなえなんでしょう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
湊 かなえ
- 感想投稿日 : 2011年6月1日
- 読了日 : 2011年6月1日
- 本棚登録日 : 2011年6月1日
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