『吉原花魁日記』と同じ著者による本です。
前作の補完のような形で、著者が遊郭にいた時のエピソードが複数描かれています。
著者が脱出した後の遊郭の様子や、著者の親友であり同じく花魁であった千代駒の脱出の様子など興味深い内容となっていました。
前作と今作は過去に出版された物の復刊のような形ですが、著者である森光子さんの晩年が不明ということで著作権継承者も判明していないそうです。
遊郭の中から、遊女の視点から描かれた前作と今作はとても貴重なものであり、多くの人に読んで欲しいと思いました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2012年11月1日
- 読了日 : 2012年10月
- 本棚登録日 : 2012年11月1日
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