音大でストラディバリウスが盗まれた! ベースはミステリーだが、進路に悩む音大生の苦悩や、恍惚とする至高の演奏時の心情を描いていく。
舞台設定は面白いし、音楽についてよく調べてあるなとは思うが、ここぞという見せ場の演奏のシーンで、「弦楽器奏者はこういう言い方しない!」「調弦はG線ではなくA線から!」と違和感が多発。重箱の隅をつつきたくはないが、物語に入り込みたいところでリアリティに欠け、ふと現実に引き戻されてしまう。
惜しい!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説(日本)
- 感想投稿日 : 2015年12月13日
- 読了日 : 2015年12月13日
- 本棚登録日 : 2015年12月13日
みんなの感想をみる