大山淳子さん特有のふんわりとした空気感の作品。
主人公の伊代太=イーヨくん。途中までは、そのイーヨくんを利用したり、家来扱いしたり、罪を着せり・・・本の中とはいえ、善良な人間をそんな風に扱う人がいることに読んでいてちょっと悲しい気持ちになった。でも、理不尽な目に遭っているのに、何でも「いーよ」のイーヨくんのその言葉は、お母さんからの贈り物なんだと言うセリフや、純粋なイーヨくんにみんなが心が洗われていくところが大山さんらしい作品だと思った。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
大山淳子
- 感想投稿日 : 2014年5月17日
- 読了日 : 2014年5月17日
- 本棚登録日 : 2014年5月1日
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