つくもがみ貸します (角川文庫 は 37-2)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年6月23日発売)
3.59
  • (139)
  • (330)
  • (383)
  • (45)
  • (13)
本棚登録 : 3106
感想 : 266
4

「つくもがみ貸します」、どういう意味か気になり手に取った。

そして読了後は、個性豊かなつくもがみたちの裏での活躍がとても印象に残った。はじめは人間に対して無愛想というかそっけないような感じがしたが、最後はちゃんと人間の見方をしてくれるかみさまなのだと、心があたたかくなった。

やはり蘇芳の話は印象的で、一つの”もの”を介して繰り広げられる壮大なストーリーを追うのに夢中で、ページを捲る手がとまらなかった。

章ごとのページの色への拘りも感じ、あまり馴染みのない「似せ紫」や「蘇芳」の色に想いを馳せることができた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年9月4日
読了日 : 2023年9月4日
本棚登録日 : 2023年9月4日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする