I am Sam : アイ・アム・サム [DVD]

監督 : ジェシー・ネルソン 
出演 : ショーン・ペン  ミシェル・ファイファー  ダコタ・ファニング  ダイアン・ウィースト  リチャード・シフ  ローラ・ダーン  ジョン・パウエル 
  • 松竹
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本棚登録 : 2237
感想 : 364
5

 以前,末娘の下宿から来た荷物にこのタイトルの本が入っていて,自宅の本棚に並べてあげたことがあるなあ…と思いながら,見始めた。娘のことだから,小さな子が出てきたり,人権的な話が出てくるのかな…と。
 で,やっぱり思った通り,知的障害・自閉症っぽい父親に育てられる一人娘の話だった。
 この少女は,障害を持つ父親に育てられた方が幸せなのか,それとも,裕福な家庭へ養子に行ったほうが幸せなのか。
 裁判中に発っせられる,冷たい言葉と,父親の周りの大人たちの暖かい言葉とのコントラストが鮮やかで,原作も読んでみたくなった。
 アイ・アム・サム。だれでもない,僕は,僕だ!
 養子先の家から毎晩抜け出すルーシーを見ていると,アルプスの少女ハイジの一場面を思い出した。夜になると夢遊病の様になり,アルプスを目指そうとするハイジの姿だ。

 この映画,ビートルズ好きにもお薦めしたい。まず,このサムの部屋にはジョン・レノンのポスターが飾られている。映画には,ビートルズの曲が何曲も流れてくる。別の人がカバーしている曲なのだが,オリジナリティーを失わない程度の楽曲になっているのでイントロまでそっくり。いやー素敵な映画でした。

《NHKプレミアムシネマ》の解説を転載
 ショーン・ペンが知的障害の父親を熱演、 ダコタ・ファニング演じる幼い娘との心のきずなを描く涙の感動作。
 知的年齢が7歳の父親サムは、独りで娘ルーシーを育てている。 健やかに育ったルーシーは7歳になり、父の知的能力を追い越してしまう。 サムには、これ以上の子育ては無理だと判断され、父娘は離れ離れになるが…。
 サラ・マクラクラン、シェリル・クロウら豪華アーティストがビートルズの名曲をカバーし、 深い余韻を残す。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 仮説実験授業
感想投稿日 : 2022年11月14日
読了日 : 2022年11月11日
本棚登録日 : 2022年11月11日

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