大人のための読書の全技術

著者 :
  • KADOKAWA/中経出版 (2014年7月31日発売)
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冒頭にて、齋藤氏は、本書は、「誰よりもたくさんの本を、誰よりも精密に読み込み、すぐに仕事に応用できるようになる方法」のすべてを書いた本であると述べています。

気になった言葉は以下です。

・まずは楽しむだけでいい。読書は修行ではない。
・急激に変化していく現代社会では、もはや学生時代に身につけた知識は情報だけでは対処しきれなくなってきている。激しい競争にさらされる社会人のほうが、学生時代よりも高い水準の教養が求められている。
・読書は自分を磨き、豊かに生きて行く力を与えてくれる。
・読書とは、自分の頭ではなく、他人の頭で考えるということである。
・読書によって得た情報や思考を、咀嚼し、自分の中で再構築していく。
・いろいろな本に触れることで、身につけた知識、知性、教養がネットワークとなり、私たちの心を森のように豊かなものにしてくれる。
・私淑する人物の本を揃えておくことは、敬愛する師匠ともに生活しているようなものです。
・偶然手にした一冊だけの情報を鵜呑みにすることは非常に危険なこと、できるだけ多くの本を読み、様々な情報の中から、本当に正しいものを選び取る力身につけること
・古典には、時代を超えた真理、全世界に適用できる、身につける基礎教養がたくさん含まれている。
・役に立つ読書とは、そこから得た情報や知識を実際に活用するための読書です。
・より多くの本を読むためには、速読する本と、精読する本をきちんと選別して、効果化を図る

 <速読> ①目を早く動かして読む ②必要な部分だけをピックアップして精読する
   ・目次を読む
   ・タイトルを確認し、帯、カバーに目を通す。目次、小見出しを目を通すことで、本全体の趣旨をつかむ
   ・結論から読む
   ・重要な部分から読む
   ・キーワードを拾いながら、印をつけながら、読む

 <精読> 内容を細かく吟味しつつ、丁寧に読むこと
   ・音読をする
   ・心の中で、声をだしながら読む
   ・訳文をまずよみ、それから原文を音読する
   ・暗唱したい部分をコピーして持ち歩く
   ・一通り読んだら、速音読すを繰り返す
   ・引用文を書き出して配列する、およその意味を併記する
   ・筆写する

・論語曰く、「知るは好むにしかず、好むは、楽しむにしかず」
・ブックリストを作る
・読書は一見何の役に立たないとおもっていも極めて役に立つことがある。役にたつ、立たないなんで当人にもわからないところが読書のおもしろさ。
・あまりに難解な書については、読解書、解説書を読む。マンガ本もよい。

・読書は、2通り。①自分が楽しむための読書 ②アウトプットを意識した読書
・新しい情報を自分のものにするためにも、常に読書をして、自分のいる世界を広げていく
・新しい言葉をきちんと概念として捉えて、自分の言葉として使いこなせるようにする
・本を読んだら要約し、メモを書くこと繰り返す。

目次は、以下の通りです。

はじめに

序章 社会人にこそ、読書術が必要な理由
第1章 読書のライフスタイルを確立する
第2章 読書の量を増やす
第3章 読書の質を上げる
第4章 読書の幅を広げる
第5章 読書を武器にする
終章 社会人が詠んでおくべき50冊リスト

おわりに

読書状況:いま読んでる 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年10月23日
本棚登録日 : 2022年10月23日

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