急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則 (SB文庫)
- SBクリエイティブ (2007年6月23日発売)
急に売れ始めるにはワケがある
ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則
ソフトバンク文庫
著:マルコム・グラッドウェル
訳:高橋 啓
口コミでのブームは、感染に似たり、 マルコム・グラッドウェルのデビュー作で、ティッピング・ポイントの改作
ティッピング・ポイント、とは、すべてが一気に変化する劇的な瞬間=急に売れ出した時点
爆発的な変化にいたる三原則
①少数者の法則
②粘りの要素
③背景の力
1.少数者の法則
口コミ伝染が起こる、20・80の法則ではなく⇒少数者の法則
六段階分離 6人の人間を経由すればたいていの人間に伝わる ⇒人のつながりは、円環ではなく、ピラミッド構造をしている
3種類の人間
コネクター 弱いつながりの達人 ⇒社会的な人と人とのつながり、にかわ
メイブン 通人、史上通、自分が見つけたよいことを、ひとにも告げたがっている人 ⇒ データバンク
セールスマン 説得のプロ
この3種がそろえば、情報は口コミで伝播していく
2.粘りの要素
粘りとは、人の頭から容易に忘れられないということ 記憶に粘るということをいっている
人の注意を喚起するには、1点突破
①物語性
②繰り返し
③適当な複雑性
なんども見てみようという興味とだんだんわかっていく程度の複雑性が必要
だからといって複雑すぎて混乱し、もうやらない程度の複雑性はいらない
小さな変化が全体を変えていく
広告ならば、すくなくとも6回は言わなければならない
3 背景の力
特殊な背景が感染を生む
ちょっとむずかしく、細部まで納得ができなかった
150とは村人の数
村人になら、規範なしで物事が伝わる
目次
はじめに ティッピング・ポイントとは何か?
第1章 爆発的感染、その3原則―ティッピング・ポイントへ至る指針
第2章 「80対20の法則」から「少数者の法則」へ・原則1―感染をスタートさせる特別な人々
第3章 粘りの要素・原則2―情報を記憶に残すための、単純かつ決定的な工夫
第4章 背景の力・原則3―人の性格に感染する背景
第5章 「150の法則」という背景―人の行動に感染する効果的な集団の規模
第6章 商品はどのようにして感染するのか?・Case study1―エアウォーク社の販売戦略から学ぶこと
第7章 自殺と禁煙・Case study2―ティーンエイジャーの感染的行動の謎を探る
第8章 ティッピング・ポイントを押せば世界は傾く―焦点をしぼること、実験すること、そして信念を持つこと
解説 小阪裕司
ISBN:9784797338126
出版社:SBクリエイティブ
判型:文庫
ページ数:360ページ
定価:780円(本体)
2007年06月30日初版発行
2011年07月06日初版第8刷発行
- 感想投稿日 : 2023年12月12日
- 本棚登録日 : 2023年7月6日
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