モーパッサン短編集(一) (新潮文庫)

  • 新潮社 (1971年1月19日発売)
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本棚登録 : 279
感想 : 18
4

初モーパッサン。

実はあまり期待せずに購入したものの、牧歌的な雰囲気や情景の描写力に驚いた。田舎の閉鎖的な空気感と男尊女卑、農夫たちの癖が強い言葉。
後味の悪い短編が大好きなので、「ひも」目当てでしたが、「ジュール叔父」「アマブルじいさん」「椅子なおしの女」「田園悲話」がお気に入りに。
後味スッキリめの「田舎娘のはなし」「牧歌」「帰郷」もよかった。
北フランス、ノルマンディーの情緒をたっぷり楽しめました。

モーパッサン短編集(一)は田舎シリーズ、(二)は都会シリーズのようなので、(二)も読んでみたいな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年2月27日
読了日 : 2023年2月28日
本棚登録日 : 2022年12月12日

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