この本を読んだら、なんとなく緑繁る山には行きたくなくなってしまう。そんな妖しさを秘めた4つの物語を収録。
物語の中には高校時代に習った中島敦の『山月記』を彷彿とさせる場面や種田山頭火の「分け入っても 分け入っても 山の中」という俳句が頭をよぎるものがある。
『バッテリー』や『ランナー』など青春小説のイメージが強い作者の別の魅力が垣間見られる作品。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年11月1日
- 読了日 : 2019年10月31日
- 本棚登録日 : 2019年10月27日
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