水戸黄門・光圀の生涯について。
「何故自分が世子なのか」
真意を一切話さない父、優れた兄を持ち、悩み続ける光國の記述がかなりの部分を占める。
そして途中から、驚くほど近しい人達が亡くなっていく。
水戸徳川第二代藩主として産まれた時から全てを手にしているかのように見える光圀だけれど、その人生は獲得と喪失の繰り返しだった。
戦乱の世から泰平の世に。
世の仕組みを変えていく時代の話。
次は保科正之の話描いてくれないかな。
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- 感想投稿日 : 2013年3月10日
- 読了日 : 2013年3月10日
- 本棚登録日 : 2013年3月10日
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