個人的に動物、特に猫が死んでしまう話に弱いので、今回のストーリーはこれまでのシリーズで一番心に刺さった。子供の頃に飼い主から「ずっと一緒に」と言われたから、自分が死んでしまってからも、たとえ飼い主がその存在に気づかなくても本当に一緒にい続けたなんて、なんと泣かせてくれるのか。
前半の夏神・海里・ロイドの京都旅行も良かった。「どんなに楽しくても、ずっと一緒にはいられない」という夏神の気持ちはよくわかる。このやりとりがあったからこそ、後半の猫とオルガニートの話がより際立った。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
椹野道流
- 感想投稿日 : 2024年2月13日
- 読了日 : 2024年2月13日
- 本棚登録日 : 2024年2月13日
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