四神の旗 (単行本)

著者 :
  • 中央公論新社 (2020年4月18日発売)
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感想 : 18

直木賞受賞おめでとうございます。馳古代史三部作の第二巻。不比等の息子四兄弟を主人公にしたのは新鮮で面白い。物語は権謀術数、陰謀まみれで、聖武天皇を筆頭に藤原ファミリーも志やヴィジョンがなく、ゲスい。組織ではなく人で、論理ではなく私情で歴史が動くのは日本らしい。ひたすらダークな権力抗争というのは馳星周らしいところか。ただ、みんなが天皇に対し「首様(おびとさま)」と名前で呼んでいたのは気になりました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年7月16日
読了日 : 2020年7月16日
本棚登録日 : 2020年7月16日

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