承久の乱 日本史のターニングポイント (文春新書 1199)

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  • 文藝春秋 (2019年1月18日発売)
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藤原氏は鎌足・不比等の活躍のあと長い歳月をかけてライバルを失脚させ権力の座を不動のものにしました。これもえげつないと思いますが、鎌倉幕府において北条氏(時政・義時)がしてきたことの方がえげつない。短期間でライバルを根絶やしにして天皇家も屈服させて、権力を奪取します。土地の完全収奪を目指す殲滅戦を生き抜いてきた北条氏が相手では、いかに文武に秀でた後鳥羽上皇とて、かなう敵ではありませんでした。ちなみに「承久の変」って習いました。今は「承久の乱」と教わるのですか?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年5月29日
読了日 : 2020年5月29日
本棚登録日 : 2020年5月29日

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