砕かれた少女 (マグノリアブックス)

  • オークラ出版 (2017年4月25日発売)
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感想 : 15
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図書館の本 読了

内容(「BOOK」データベースより)
高級住宅街の邸宅で、エマという少女の遺体が発見された。それも、彼女の母親であるアビゲイルによって。エマの遺体のかたわらにはナイフを持った少年の姿があり、アビゲイルを見るなり襲いかかってきた。必死に逃れようとした彼女は、抵抗の末、その少年を殺してしまう。事件現場に呼び出されたジョージア州捜査局特別捜査官のウィル・トレントは、被害者の父、ポールと面識があった。幼いころに暮らしていた養護施設で一緒だったのだ。ポールは遺体を見て、それはエマではないと断言する。では、その遺体は誰で、エマはいったいどこにいるのか―。“ウィル・トレント”シリーズ・第2弾!

1作目とは違ってウィルにフォーカスして読むことが出来た作品。
ベティがちゃんとウィルに飼われてて、それも本当に大事にされているのが、ウィルはいい人なんだなぁと思うポイントにもなってくる。
ランニングの前半はベティは抱かれているって言うのがなんかいい。
アンジーがいまだにウィルを不安にさせているのがかわいそうだと思う。
自分の娘を殺されたと思って殺人を犯してしまうアビゲイルが哀れでならない。鎮静剤がなければ発狂するわね。
ウィルのディスレクシアは前作から示されていたけれど、今回はディスレクシアのエマとそれに関わる人たちの行動が謎を解く鍵になるのは面白かった。
フェイスがこれでパートナーになるのね。一匹狼のウィルがどう変わっていくか楽しみ。次作に行きましょう。

Fractured by Karin Slaughter

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 外国の小説
感想投稿日 : 2020年12月20日
読了日 : 2020年12月20日
本棚登録日 : 2020年12月20日

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