第二次世界大戦時の米軍の対日戦用マニュアル‘The punch below the belt「卑怯な一発 日本軍の策略、欺騙戦術、対人攻撃法」’の記述や写真、日本軍のが米軍を「卑怯」呼ばわりした日本軍の対米戦マニュアルの前提となった対中国軍戦から得られた教訓などの史料を元に興味深い視点で日本軍がどのように対米戦法を模索して行ったのかを読む一冊。
圧倒的に物量に劣る日本軍が米軍の弱点をどう分析し、喧伝していたのか?
米軍は物量優位に頼り精神的に弱い、とか、
デモクラシーこそがアメリカの弱点であるから、一人でも多くの米兵を殺してアメリカ本土における反戦、厭戦ムードを盛り上げるのだ、とか。
ある意味正しい分析なのだが、勝ちを見込んでの戦法ではなく、いか相手に打撃を与えられるかしか語られていないあたりも興味深い。
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- 感想投稿日 : 2013年1月4日
- 読了日 : 2013年1月4日
- 本棚登録日 : 2012年12月31日
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