カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

著者 :
  • 講談社 (2008年7月23日発売)
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本棚登録 : 2363
感想 : 499
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またまた大どんでん返し。しかも残りわずかのところである。振り返れば物事がとんとん拍子すぎて、タケさんが時々感じる違和感にやや動揺はしたが、考えては前に進まないのでどんどん読んだ。本作の趣旨はすべてテツさんの言葉にあると思う。

ところで続編となる「カエルの小指」で感じた疑問は、今回すべて解決した。2作の隔たりは10年以上にもなるのに、すっきりした続き具合が上手いと思う。先に続編を読んでしまったからだろうか。

本作の読書時間の8割は騙されていたことになるんだなあ…。でも後味のよい終わり方だったので怒りは全くない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本作家ま行
感想投稿日 : 2023年2月16日
読了日 : 2023年2月16日
本棚登録日 : 2023年2月16日

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