動的平衡2 生命は自由になれるのか

著者 :
  • 木楽舎 (2011年12月10日発売)
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小田原の地球博物館に行った時に記念に買った本

ちょうどこの本を読み終える頃に、死にまつわる経験をした。死んでも、炭素という形で循環する。その循環を感じられるだけで救われる気がしました。

放っておけばエントロピーは増大する。それに抗うために、生命は積極的に壊して、再生を繰り返す。膨大なエネルギーとコストをかけて。コントロールできる範囲で積極的に壊し作り変える、というのはものづくりの観点で真剣に向き合ってみたい。決して使い捨てでゴミを増やすことではなく、循環のために、そして長く平衡を保つために。

生命は常に動的に平衡を保とうとする。ある一側面の現象を変えると、また全体の平衡を保とうと全体が調整される。病気になる、筋肉が衰える、いろんなことが起こるけど、長い目を見てどう平衡させたいかは念頭に置いておきたい。
そして、生命も社会システムも同じなんだろうな。一つを調整すると全体が調整されていく。

一現象にとらわれず、全体を見ていきたい
自然農でその訓練をして、システム思考を持って社会と対話する

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年11月23日
読了日 : 2023年11月23日
本棚登録日 : 2023年11月23日

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