体はゆく できるを科学する〈テクノロジー×身体〉

著者 :
  • 文藝春秋 (2022年11月28日発売)
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本棚登録 : 841
感想 : 70
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ブクログスタッフの2023年下半期ベスト本で紹介されていたので、どんなもんかと読んでみました。

「できなかったことができるようになる」ということをテーマに、5人の科学者の研究を取り上げながら紹介されている本。日常生活でそんなこと考えたことはなかったけど、読みながら「へぇボタン」を何度も押したくなりました。(歳がバレる…)

私たちは、自分の体を完全にコントロールできないからこそ、新しいことができるようになるそうです。なんのこっちゃと思ったけど、読めばなんとなく分かった気になります。

1番へぇだったのは、脳が学習するメカニズムの中で、「そのやり方であってるよ」と褒めて学ぶ方法(報酬系)と、「それは間違ってるよ」と罰することで修正する方法(罰系)では、罰系で学習したことの方が長く定着しやすいということ。やっぱり、自分で痛い思いをしたことは忘れないんだね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年2月10日
読了日 : 2024年2月8日
本棚登録日 : 2024年2月8日

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