ローマ人の物語 (13) ユリウス・カエサル ルビコン以後(下) (新潮文庫)

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  • 新潮社 (2004年9月29日発売)
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ユリウスカエサル6冊の最後になります。彼の死を、私は冷静に受け止められるか不安でしたが、実にあっけなかったです。

>懐古主義者たちの自己陶酔がもたらした、無益どころか有害でしかなかった悲劇(イタリアの高校の教科書より)

この巻ではカエサルはすっかり脇役…ていうか、彫像みたい。
主役は暗殺した14人とキケロ
そしてアントニウス・クレオパトラ・オクタヴィアヌス

カエサルが遺書に後継者として無名の18歳オクタヴィアヌスを指名したのは単に妹の孫として溺愛していたのではなく冷静に見極めていたのですね。アグリッパというブレーンも指名して。
オクタヴィアヌスは愛妻家みたい。

余談ですが、三分の一近く読み終えて面白かったしひとつすごい収穫がありました。
私の元マイミクさんでカエサルと誕生日一緒の人がいるのですが、彼の日記の写真にいつもマルボロがうつっていました。その意味がわかりました。彼とはもう一年以上疎遠なんですけどね…。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 塩野七生
感想投稿日 : 2018年2月24日
読了日 : 2011年6月6日
本棚登録日 : 2011年6月6日

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