幸村を討て (単行本)

著者 :
  • 中央公論新社 (2022年3月22日発売)
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本棚登録 : 1298
感想 : 157
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面白かったぁ~
大好きな作家さんが、大好きな真田を描いたということで読むのを楽しみにしていました。

今までにない大阪夏の陣。
同じ時を様々な武将の視点から描かれ、
そしてその武将達各々がとらえた真田幸村。
各章の始まりには、幸村の兄、信之が過去を回想し、真田の歴史も垣間見る事ができ、ホントに面白い!
最後の章も最高です。
こんなところでも家康と真田の戦いが繰り広げられ、なんて面白いんだろう。
そして信之の幸村を馳せる姿にホロッときました。

著者の今村翔吾さんが、小学生の頃に『真田太平記』を読んで小説家になりたいと思ったということが頭をよぎりました。私は真田幸村が一番好きな戦国武将で、真田一族の歴史は大好きなので
、この事を知ったとき、とてもうれしかったので、「遂に真田がきたか~」と、恐れ多いですが、なんだか感慨深いです。

私も真田太平記を読みたいな。
でも、幸村燃え付き症候群になりそうで、まだ読めません(笑)。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年10月5日
読了日 : 2022年10月2日
本棚登録日 : 2022年3月23日

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