本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (369ページ)
- / ISBN・EAN: 9784594031015
感想・レビュー・書評
-
1
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2017年4月27日読了
-
中巻では、文革の遠因が形成された60年前後から劉少奇失脚に続く、60年代後半へと移る。毛沢東の大躍進、共産化政策の破綻、そしてそれを修復しようとした劉少奇・鄧小平と毛沢東・林彪との溝の深まり、そして次には毛沢東の後継者とされながらその毛自身に追い詰められた林彪の悲惨な死・・・物語は息もつかせぬほど急ピッチに展開し続ける。
毛沢東の神格化を進め、文革急進派の江青たちとともに文革を進めてきた林彪の墜死に至るまでが詳細に述べられている。
個人的には、彼の非業の死は自業自得ではないかと思うが、それにしても、毛沢東という人物の恐ろしさをリアルに感じることのできる巻だった。
全5件中 1 - 5件を表示