女子修道院学校、ミルク色の霧の街、刺繍の授業、高い塔、地下室、お城…靄がかかった不思議な世界の物語。
寄宿舎と授業をする塔を往復する毎日をすごすニコルは、特別授業で「地球のマント」という変わった布に刺繍をするようになる。どうやら地球のマントにした刺繍は、息を吹きかけると本物になるようで…?というお話。レメディオス・バロの絵に着想を得てかかれたファンタジー。おもしろかった。物語を通してずっと流れてる、霧のようなうす暗いしずかな雰囲気がいい。最後にそれがパキッとはれる展開は、意外なようで納得できるもの。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
children's
- 感想投稿日 : 2017年8月18日
- 読了日 : 2017年7月6日
- 本棚登録日 : 2014年5月15日
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