オリバー・ストーン オン プーチン (文春e-book)

制作 : 鈴木宗男・解説 
  • 文藝春秋 (2018年1月12日発売)
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感想 : 6
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ひとりの社会人として、プーチンはリスペクトに値する人。高い教養、数々の修羅場を冷静沈着に切り抜けた人柄と経験、情報を事実と解釈にきっちり切り分け事実のみから自分の頭で考えた解釈を持つ思考。それらを大統領職にいかんなく発揮している。
プーチンから見たアメリカ評は、日本の会社がAmazonやApple交渉するときの評に近いように感じた。一方的で高圧的な進め方。都合のいい情報を都合の良い時にのみ用いる。似てる。ただそれは、国家としてのアメリカも企業としてのAmazonやAppleも、それだけのパワーを創り出したことには敬意を払わなければいけない。自分たちが最後に勝つためには何をすべきか?に忠実なアメリカにもまた感嘆した。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2018年2月3日
読了日 : 2018年2月3日
本棚登録日 : 2018年2月3日

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