許されようとは思いません

著者 :
  • 新潮社 (2016年6月22日発売)
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本棚登録 : 1082
感想 : 172
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薄気味悪い雰囲気のミステリー五編の短編集。始めからそのまま読んで行くので、『姉のように』みたいな時間軸がズレた話は苦手。『目撃者はいなかった』と『ありがとう、ばあば』は、自分で自分の首を締めたなぁ、と思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2022年11月26日
読了日 : 2022年11月25日
本棚登録日 : 2022年11月20日

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コメント 5件

moboyokohamaさんのコメント
2022/12/07

ふむふむ、なるほどそう言うことかというのが5編の短編作品の読後感でした。
中でも「姉のように」は読み終えた後、最初に戻って少し読み返して確認しました。
あ、本当だ、ちゃんと書いてある、伏線!
「騙されたんじゃない、自分が勝手に勘違いして読み進んだだけか」という事に気がついて悔しかったです。

借買無 乱読さんのコメント
2022/12/08

moboyokohamaさん
コメントありがとうございます。
この短編集の中ではやはり「姉のように」が一番分かり辛い=驚きの結末
という感じでした。
芦沢作品は初読だったので、他にもう何作か読んでみたいと思います。
それによって印象が変わることを期待して…。

moboyokohamaさんのコメント
2022/12/08

芹沢央さんの作品、このほかに2、3読みました。
悪い意味ではないけれど傾向は似ていました。
時間軸のズレる作品ってチョット読みにくいですよね。
誰だったけなあ、同じように時間軸をぶれさせて読者を翻弄するような感じの作者?
思い出せません。

moboyokohamaさんのコメント
2022/12/08

若竹七海さんでした。
「探偵小説 日本 女性探偵」でググったら出てきました。

借買無 乱読さんのコメント
2022/12/08

私が読んだ作品で同じような"消化不良"を起こしたものは、浅倉秋成 著『俺ではない炎上』でした。
気になったら読んでみて下さい。

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