<font size="3">「気配」とは、神の衣擦れの音なのかもしれない。神はこの世界の細部に宿る。</font>
0404-0404
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母はいちごあめの瓶を抱きしめて、嬉しそうに笑っていた。母の魂だったのだろうか。暗くなった山道を漕ぎながら、私はなぜかおろおろと泣いていた―。ぎゅっと、畏怖を、抱きしめるもうひとつの世界との交感。散文35篇。
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短篇の様な、随想の様な、自由詩の様な…
嫌悪感は無いけれど、時折歯ざわりが良いだけで特に何も思わなかった。
しかし『世界には何でも落ちている』『いちごあめ』『混線とコンセント』『青い炎』など、特に第二部は結構好き。
「オカルト」というよりは「いのち」のお話だと思います。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2008年
- 感想投稿日 : 2008年4月4日
- 読了日 : 2008年4月4日
- 本棚登録日 : 2008年4月4日
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