“罪”から“ゆるし”へ。
人はそれぞれが考えを持ち、感じ、言葉を発し、行動する。生きていく上で、人と人との関わり合いを持つことになる。それが尊い絆をつくり出すかと思えば、一方では恐ろしい確執を生むことにもなり得る。
けれどもそれは、人が生きていく上で、誰もが避けられないこと。
考えるべきことは壮大かつ深淵。終わりは見えない。
なにが正解かも分からない。
この小説を読むことは、物語の行方を見届けると同時に、啓造や夏枝や陽子、徹をはじめ登場人物たち全てを通して、常に自分にも問われている、問いかけることにもなった。
本シリーズはギュッと濃縮されているけれど、
生きていく限り、人は模索し続け、またそうあるべきなんだろうと思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年3月12日
- 読了日 : 2020年3月12日
- 本棚登録日 : 2020年3月12日
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