「この物語はフィクションであり、実在の人物・団体等とは一切関係ありません。」
と、誰の目にも留まるように、見開き2ページにこの1行だけ書かれている。
この文言は、本ではあまり見かけない。
暗にノンフィクションですよ!と主張しているようにしか読めない。
この寓話が5月に書かれてから半年経ち現在11月だが、これからが最も要注意の冬に突入する。
1年間を経験しないとこの病にどう対処するのがベターなのか判断しずらいだろう。
よく聞く言葉「危機的な状況の時こそ、指導者の本当の能力がわかる。」が本書にも出てきた。
既に、プロメテウスは自ら退いたが、危機的な状況がぶり返してきた今、ツーステップに背中を押された後任の指導者も何ら打つ手を繰り出せないでいる。
西の国のカエルたちや、ナパージュと時期を同じくしてトップ交代のスチームボートも再び大きな危機を迎えている。
この時期がチャンスと元気なウシガエルは好き勝手な行動に出ている。
ハンドレッドが言っているとおり、この物語はまだ序章なのでしょうが、序章で終わり、続きは現実が引き継ぎます。
根拠なき思いつきの言動も困りますが、信頼感に乏しい指導者の元、ナパージュはなるようにしかならないのでしょうか。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説 - 日本
- 感想投稿日 : 2020年11月14日
- 読了日 : 2020年11月14日
- 本棚登録日 : 2020年6月29日
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