とても美しい小説だった。50年代の冬の北海道、18歳で自殺した"天才少女画家"の純子の描写はそれは冷たくはかなく美しかった。6人の人物から見た6面の純子像はどれも強烈だが全ての面を合わせても明確には純子の心を理解するのは難しく、その不可思議さ、定義できない様がなりよりとても魅力的であった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2019年11月25日
- 読了日 : 2019年11月24日
- 本棚登録日 : 2019年11月25日
みんなの感想をみる