イン・ザ・プール

著者 :
  • 文藝春秋 (2002年5月14日発売)
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ずっと読んでみたいと思いながらも、いつでも手に取れると、ついつい後回しになっておりました。

伊良部先生いいですね。マユミちゃんもすごくいい。

最初は「わざと?」「巧みに計算された演技?」と思ったりもしましたが、幼稚で我が儘な馬鹿野郎でした。と言っても、ちゃーんと精神科らしいこともポイントで抑えていて、そこがこの伊良部の不思議な魅力なんだと思う。

「二度と来るものか。」と一度は引くのに、何故かまた地下室へ訪問してしまう患者たちもまた愛すべきキャラである。

マユミちゃんが、どうしてもRYOに見えて仕方ない私でしたが、映画はどうやら違う方のよう。診察室のおかしな2人が、どんな風に映像となって楽しませてくれるのか、こちらもいつかはチェックしたいところです。

強迫神経症・自信過剰・依存症・・・自分も「?!」と思い当たるふしがある?また身近に心当たりのある人が…と現代人の身近な心の病を痛快に最後は爽快に解決してしまう天才精神科医!か?

数々の奇行はともかくとしても・・・鼻をほじくるのはいただけない・・・。
ダメ出しをするとするならば、そこのみです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 奥田 英朗
感想投稿日 : 2009年5月12日
読了日 : -
本棚登録日 : 2009年5月12日

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