ふった人が次ではふられ、という具合に進んでいく恋愛短編集。登場人物たちは何度も恋をしてはふられます。誰かを好きになるのだって少ないチャンスなのに、さらにそれを実らせて維持する事の難しさ。でも人は懲りずに誰かを好きになる。お互いに必要だと思える人を探し求めて続いていくんだなと思うと、失恋小説ではありますが希望を感じます。
それにしても角田さんの料理の描写は美味しそうです。作中の、ダサくて貧乏くさい料理て言われている料理がおいしそうなので、そう言われて逆にむっとして、家庭料理のなにがダサいのだ!とつっこみたくなりました。
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- 感想投稿日 : 2022年11月25日
- 読了日 : 2022年11月24日
- 本棚登録日 : 2022年11月24日
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