大好きな『ドローセルマイアーの人形劇場』と雰囲気が似ていたので「もしかしたら‥・」と思ったら、やはり同じ系統の話だった。
主人公は違うが、舞台は同じ街で、初めの方にこの主人公がドローセルマイアーの人形劇を観る場面が出てくる。
1時間ほどで読めてしまう児童書だが、これは大人向きの本ではないだろうか。『ドローセルマイアーの・・・』同様、じんわりとした感動の連続で、一字一句かみしめながら読んだ。涙も流れた。
本によっては、だらだらと長くて斜め読みすればストーリーを追うことができ、読み終わるとすっかり忘れてしまうものも結構あるのだが、これはその正反対。短い話の中に密度が濃くて、内容が深くて、心に残る素晴らしいお話だ。
購入して手元に置いておきたい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
和書
- 感想投稿日 : 2012年3月17日
- 読了日 : 2012年3月17日
- 本棚登録日 : 2012年3月17日
みんなの感想をみる