猫と庄造と二人のおんな (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1951年8月25日発売)
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本棚登録 : 2062
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『文学 = 猫派』って構図は犬が可哀想って思うのは俺だけか?まぁ、本人がネコ・ザ・メタボやけど。

驚くほどスラスラと読めるのは、文体が関西弁だからってのも理由だと思う。

途中から、猫への表現が代わっていくのが、感情の変化を現わしているんだろうなって感じた。

なんだか、本当に小さな範囲の、どこにでもありそうな小さな出来事で、それが活き活きと描かれている印象。
しかし、あのカットアウトな終わり方は、どうしてなんだろう?
途中で断ち切れた映画みたいだ。

それが文学では秀逸なんだろうか?
なんで?
誰か教えて。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 和書
感想投稿日 : 2012年5月24日
読了日 : 2012年4月3日
本棚登録日 : 2012年5月24日

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