クリスマス・キャロル (光文社古典新訳文庫)

  • 光文社 (2006年11月9日発売)
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クリスマス・キャロルとは…
クリスマスの時期に歌われる聖歌の総称。

数年積んでいた。
今年こそ、きちんと読もう!とクリスマスが来る12月に季節を合わせて読んでみた。
初・ディケンズ。

スクルージ―&マーリー商会。
商売の相方マーリーに先立たれる。
スクルージ―は高慢ちき、冷徹で無慈悲、守銭奴、ケチ、がめつい…。毛の一本までむしり取る。ちっともいいことが書かれていない主人公。

7年前に亡くなったマーリーの亡霊が現れて忠告する。
過去、現在、未来のクリスマスの精霊が現れて、時空を超えて旅をする。
悲しかったこと、貧しい生活だったこと、嫉妬したこと、人生の清濁を振り返る。
そして人に対する思いやり、温かい心に目覚める。改心する。

風景が北国の冬と似ていて美しかった。
海外作品は訳され方によっても見え方が違ってくる。
他の訳者の本も読んでみたいし、映画も見てみたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 自宅所蔵
感想投稿日 : 2022年12月11日
読了日 : 2022年12月9日
本棚登録日 : 2022年11月27日

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