珍しく対馬を舞台にした小説だと知り、読んでみた。文中で「鬼ヶ島のよう」と評される対馬の様子や、朝鮮や壱岐との関係性(壱岐とは嫌い合っている)など、なるほどたしかに、と納得しながら読んだ。
時代背景がよくわかっていないので、面白さは半分だったかもしれないが、それでも村上海賊と対馬の海賊たちとの違いや、船に夢中になる笛太郎たちの姿など、なかなか面白かった。最後の海戦は、読んでいてドキドキするほど。通底する人情味が、時代小説ぽくて良い。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年2月20日
- 読了日 : 2023年2月20日
- 本棚登録日 : 2023年2月20日
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