ビジネス教養としてのアート

著者 :
  • KADOKAWA (2020年10月16日発売)
3.13
  • (4)
  • (6)
  • (23)
  • (5)
  • (2)
本棚登録 : 247
感想 : 18
4

日本ではアート(美術)は、モノとして「きれい」「技術が高い」など優れていることが重視されるが、欧米ではコンセプトとして「価値観」「考え方」が優れていることが重視されるという指摘に納得した。日本では美術鑑賞というと、前提知識無しで観て感じた感想という感性を鍛えることが重視されている理由がわかった気がする。

その他;
・アートには正解がない。その意味で、「正解のないものをどう受け止めるか」を考えるヒントになる。

アートは鑑賞者にとっての鏡、起こる反応(感想)はその人の内面の心象風景そのもの。そのあいだの心理学的パターンを感じ取るトレーニングにもなる。

など、得ることが多かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年6月11日
読了日 : 2021年6月11日
本棚登録日 : 2021年5月30日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする