いつか、虹の向こうへ (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2008年5月24日発売)
3.35
  • (49)
  • (159)
  • (242)
  • (58)
  • (8)
本棚登録 : 1745
感想 : 156
3

「魔が差した」とはいえ
殺人犯となった元刑事 尾木

子どもを病気で失い
妻とも離婚
3年半後の出所後は
住む家以外の全てを失った

お腹をすかせた青年ジュンペイ
同性愛者から逃げていた石渡
心が壊れてしまった恭子

偶然会った3人との
奇妙な同居生活
そこに偶然転がり込んだのは
21歳の高瀬早希

あの日あの時あの場所に
そんな運命と偶然を感じる

なんとなく暗くて重くて
救われない

唯一、かつての同僚 室木は
“嫌なやつ”だと思っていたけど
嫌味をいいあえるほど
意外と心の中では分かりあえてる
いいヤツの気がしてよかった

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2010年7月3日
読了日 : 2010年7月3日
本棚登録日 : 2010年7月3日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする