クロスファイア(下) (光文社文庫)

著者 :
  • 光文社 (2002年9月10日発売)
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本棚登録 : 4279
感想 : 302
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図書館で借りてきた。
旅行の予定があったので、持ち運びに便利な文庫本をと思って この本を選んだ。

念力放火能力! Sキングやん。
なんて思いながら読んだ。

読んでて、これってもしかして何か前編みたいのがあったのかなって思った。
なんとなく、雰囲気が続きっぽい。
青木淳子がなんていうか、完全に出来上がった能力者って感じなのも 何か前に話があったんじゃ?
読後、あとがきをみてやっぱり…。

「鳩笛草」に収録されている中篇小説「燔祭」
青木淳子と多田一樹の話らしい。
ああ、先に読んでおきたかった。

とにかく、火をつける超能力を持つ女性が 悪と立ち向かうって話なんだけど その女性がなんだかすごく人間味が出てて なのにガンガン突き進んでいく姿は読んでてとても痛々しかった。
おばさん刑事の石津ちか子や牧原刑事とか、 出てくる人みんな個性的で最後まで飽きることなく読めた。
どちらかというとミステリっぽいつくりになってて ストーリーがすいすい進むので読みやすかったし。

面白かったです。
ものすごく切なかったけど。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年2月8日
読了日 : 2005年11月2日
本棚登録日 : 2008年8月15日

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