図書館で借りてきた。
旅行の予定があったので、持ち運びに便利な文庫本をと思って この本を選んだ。
念力放火能力! Sキングやん。
なんて思いながら読んだ。
読んでて、これってもしかして何か前編みたいのがあったのかなって思った。
なんとなく、雰囲気が続きっぽい。
青木淳子がなんていうか、完全に出来上がった能力者って感じなのも 何か前に話があったんじゃ?
読後、あとがきをみてやっぱり…。
「鳩笛草」に収録されている中篇小説「燔祭」
青木淳子と多田一樹の話らしい。
ああ、先に読んでおきたかった。
とにかく、火をつける超能力を持つ女性が 悪と立ち向かうって話なんだけど その女性がなんだかすごく人間味が出てて なのにガンガン突き進んでいく姿は読んでてとても痛々しかった。
おばさん刑事の石津ちか子や牧原刑事とか、 出てくる人みんな個性的で最後まで飽きることなく読めた。
どちらかというとミステリっぽいつくりになってて ストーリーがすいすい進むので読みやすかったし。
面白かったです。
ものすごく切なかったけど。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年2月8日
- 読了日 : 2005年11月2日
- 本棚登録日 : 2008年8月15日
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