危険なヴィジョン〔完全版〕 3 (ハヤカワ文庫 SF エ 4-6)

著者 :
制作 : ハーラン・エリスン 
  • 早川書房 (2019年8月6日発売)
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感想 : 7
3

この巻が一番面白かった。全部読んでみても、あまり「危険な」感じはしないが、原著の出版から50年以上もたっているのだから、まあ仕方あるまい。編者は、解説では「スーパースター」、「日経サイエンス」2020年12月号に掲載されたS・マースキーのコラム「ANTI GRAVITY」では「一昨年に死去したSF界のレジェンド」と呼ばれている。残念ながら、第1巻に収録されている作品以外は、読んだ記憶がない。それとも、忘れているだけか。「世界の中心で…」という題名に興味を覚えた記憶はあるが、手に取らなかったのは間違いない。ハーラン・エリスン編。二〇一九年八月十五日発行。定価(本体1240円+税)。
収録作品:「男がみんな兄弟なら、そのひとりに妹を嫁がせるか?」(シオドア・スタージョン、大森望訳)、「オーギュスト・クラロに何が起こったか?」(ラリイ・アイゼンバーグ、柳下毅一郎訳)、「代用品」(ヘンリイ・スレッサー、宮脇孝雄訳)、「行け行け行けと鳥は言った」(ソーニャ・ドーマン、山田和子訳)、「幸福な種族」(ジョン・スラデック、柳下毅一郎訳)、「ある田舎者との出会い」(ジョナサン・ブランド、山田和子訳)、「政府印刷局より」(クリス・ネヴィル、山形浩生訳)、「巨馬の国」(R・A・ラファティ、朝倉久志訳)、「認識」(J・G・バラード、中村融訳)、「ユダ」(ジョン・ブラナー、山形浩生訳)、「破壊試験」(キース・ローマー、酒井昭伸訳)、「カーシノーマ・エンジェルス」(ノーマン・スピンラッド、安田均訳)、「異端車」(ロジャー・ゼラズニイ、大野万紀訳)、「然り、そしてゴモラ……」(サミュエル・R・ディレイニー、小野田和子訳)、「解説 ハーラン・エリスン・スーパースター」(柳下毅一郎)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF
感想投稿日 : 2020年12月5日
読了日 : 2020年12月4日
本棚登録日 : 2020年12月5日

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