1802年生まれのデュマのこの作品(1-7巻)を読むと、デュマは小説の構想・細部の描写・心理描写等において、読者の心をとらえるコツを熟知していたように思える。非現実的で大げさではあるが、我々の心を波立たせ、惹きつけて、ワクワクさせてくれ、新しい空間へ連れてってくれる。▼小説の分野で言えば大衆小説、冒険小説、復讐小説といえるのだろうか。デュマの他の作品、三銃士や黒いチューリップなども読みたいと思った。▼ワイド版 岩波文庫は初めて手にとったが、文字が大きくてとても読み易かった。蔵書を広げてくれるとありがたい。▼人物が複雑で分りづらく感じる時があった。そのときWikipediaの「モンテ・クリスト伯」に記載してある人物紹介が役に立った。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文芸小説(海外)
- 感想投稿日 : 2018年6月13日
- 読了日 : 2018年6月13日
- 本棚登録日 : 2018年6月13日
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