看護学生時代の課題図書で、前期の精神看護学の試験がこの本を読んで自分なりの生きがいについて書くみたいなものでした。正直、とっても難しい。言葉がまず昔だし、らいについては知識が浅かったので。なおかつリミットが迫っていて、結局21歳の私が書いた『生きがい』は本作とはかなりかけ離れてしまいました。
最近臨床を離れてから、精神科医学や精神科看護学について考えることが多くて、いつか読もうと思っていました。
最近はメンタルヘルスのニーズの高まりもあり看護書を探しに本屋さんに出向くと色々と精神の本が置いてあって、この『生きがいについて』も秋の看護学フェアで再会しました。
ちょっと勇気を出して購入しましたが、当時より解説を読みながらよんだり、ちょうどアーカイブでしたがNHKで100分de名著という番組で取り扱われたものをみたりでやっと理解にたどり着けたように思います。
実はまだ、ちゃんと理解に漕ぎ着けておらず、とはいえ私が書いた『生きがいについて』は何となくちゃんと書けていたんだな、という事もわかりました。というのも、個人によって生きがいというのは違うからです。
ただその生きがいがなんなのかというよりは、その生きがいが奪われるときはどんなときなんなろうと考えてみたり、ありふれた幸せみたいなものに、私達がちょっと当たり前に過ごしすぎていることに気がつかないといけなかったのだなということだけは何となく気がつけていて、弱者と呼ばれる色んな根底を失った人達の生活や感じとるものから、私達が今手にしているものを生きがいとして再び認識することが何となく現代必要なのかもしれないな、、って感じたりします。とはいえまだ途中なのでまた加筆します。(2020.12/14)
- 感想投稿日 : 2020年12月14日
- 読了日 : 2020年12月12日
- 本棚登録日 : 2020年12月12日
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