逆説の日本史6 中世神風編(小学館文庫): 鎌倉仏教と元寇の謎 (小学館文庫 R い- 1-6)

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  • 小学館 (2002年6月6日発売)
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久々の「逆説の日本史」。本巻は鎌倉仏教と後醍醐親政。特に鎌倉仏教は編は面白かった。例えば、鎌倉仏教は最澄が播いた種が実ったもので、その意味で後世への影響力では空海は最澄にかなわないこと、親鸞は性欲の強い人で、法然の弟子となったのは女性との結婚問題を解決するためであったとか、石原莞爾や北一輝、井上日召らは日蓮主義者であり日蓮宗はファシズムに思想的影響を与えていること、等々。
著者は本書の中で、「主君<押込>の構造」(笠谷和比古)という本を薦めている。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本史
感想投稿日 : 2015年12月22日
読了日 : 2015年12月22日
本棚登録日 : 2015年10月4日

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