能面検事の奮迅

著者 :
  • 光文社 (2021年7月27日発売)
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感想 : 100
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「能面検事」シリーズ第2弾は、検察内部の不祥事(検事による証拠改竄)の糾明。キーワードは「台本つきの三文芝居」、「私と公、友情と使命」。

ストーリー自体それほど奇抜でなく(やや青臭い)、ラストのどんでん返しも驚愕するようなものでなかったが、結構楽しめた。検事の世界のドロドロとした出世争い(足の引っ張り合い)や政治力学をものともしない不破検事の淡々としてぶれない姿勢、読んでいて心地よかった。新米とは思えない総領事務官の大きな態度(しかも勘が悪い)も許容範囲(笑)。岬次席(父親の方)とのコンビネーションも抜群だった。

「能面検事」シリーズ、続いて欲しいなあ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2022年2月23日
読了日 : 2022年2月23日
本棚登録日 : 2022年2月22日

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