「能面検事」シリーズ第2弾は、検察内部の不祥事(検事による証拠改竄)の糾明。キーワードは「台本つきの三文芝居」、「私と公、友情と使命」。
ストーリー自体それほど奇抜でなく(やや青臭い)、ラストのどんでん返しも驚愕するようなものでなかったが、結構楽しめた。検事の世界のドロドロとした出世争い(足の引っ張り合い)や政治力学をものともしない不破検事の淡々としてぶれない姿勢、読んでいて心地よかった。新米とは思えない総領事務官の大きな態度(しかも勘が悪い)も許容範囲(笑)。岬次席(父親の方)とのコンビネーションも抜群だった。
「能面検事」シリーズ、続いて欲しいなあ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリー
- 感想投稿日 : 2022年2月23日
- 読了日 : 2022年2月23日
- 本棚登録日 : 2022年2月22日
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