世界はシステムで動く ―― いま起きていることの本質をつかむ考え方

制作 : 小田理一郎 
  • 英治出版 (2015年1月24日発売)
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本棚登録 : 1342
感想 : 87
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図書館で借りた。
いわゆるシステム論とか呼ばれる分野。工学系の大学なら似たような内容はどこかで学ぶと思われるが、どうしても「システム」という漠然とした単語であるので、理解されにくい分野だ。Webで「システム論」を検索しても「○○システム論」と、○○の方に重点を置いたものばかりがHitしてしまい、本質がつかみにくいと思われる。
そんなシステム論について、大学レベルの講義を学べる本だ。「システムって何?」「システムが分かると、何が良いの?」といった疑問に対するアンサーブックにはなっている。個人的には、非常にオススメ本。

本書は洋書の翻訳本であるため、内容も洋書によくある講義録ベースな形式だ。それを読みやすいと思うかは人それぞれだが、私はお硬い教科書のようにまとめたノートを欲しくなった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: コンピュータサイエンス基礎
感想投稿日 : 2023年6月26日
読了日 : 2023年6月26日
本棚登録日 : 2023年6月26日

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