池上彰の世界の見方: 15歳に語る現代世界の最前線

著者 :
  • 小学館 (2015年11月6日発売)
3.74
  • (22)
  • (41)
  • (29)
  • (8)
  • (1)
本棚登録 : 435
感想 : 27
5

「池上彰の世界の見方」シリーズの導入編。
地図、お金、宗教、資源、文化、情報の6つのテーマで世界を見ることについて、高校生の授業で解説したことを本にまとめています。

出版年が2015年なので少し古くなってしまっていますが、いつの時代も世界情勢を見るときに上記6つの視点からっみることを覚えておくと、世界各国それぞれの思惑なども読み取りやすくなる、ということがわかりました。確かにこの6つ、どれも大事。

国によって地図が違うのは当たり前ですが、特定の国の名勝が違っていたり、白抜きのままになった国があったりというのもそれぞれのお国事情が見えておもしろい。

また、日本は宗教観に関してかなり異端ということもよくわかります。うっかり入国カードに「宗教:none」なんて書くと、国によってはえらいことになるというのは知っておいたほうがいいでしょうね。

読んでいて楽しく思えたのは文化の章。日本のアニメが海外でどう放送されているかという話があります。こんなことでも文化の違いが見え隠れして興味深いです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 政治経済
感想投稿日 : 2018年10月31日
読了日 : 2018年10月31日
本棚登録日 : 2018年7月23日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする